おいしい卵焼きを作れて鉄分も摂取できる、鉄製卵焼き器。鉄フライパンは、一生愛用できる調理器具として、人気を集めています。
しかし、「お手入れが大変そう」「重くて使い勝手が悪そう」といった不安を感じる人も多いようです。「鉄製の卵焼き器をわざわざ買う必要があるの」と思う人もいるかもしれません。
そこで、今回は、初心者でも扱いやすい鉄製卵焼き器や、お手入れの仕方を紹介。鉄製卵焼き器を上手に使いこなし、毎日の料理をもっと楽しみましょう。
この記事では、elie編集部が鉄製の卵焼き器を実際に使い「焦げつき」「重さ」「お手入れの手間」などを検証しています。
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購入前に鉄製卵焼き器のメリット・デメリットを確認しよう
「重そう」、「焦げ付きやすそう」「お手入れに手間がかかりそう」といったイメージが抱かれがちな鉄製の卵焼き器。
テフロン加工のものと比べると扱いづらい面がある一方で、長い間愛用できることや、おいしく仕上がるといったメリットがあります。
ここでは、鉄製の卵焼き器のメリット・デメリットを解説。
事前に確認して、お手入れの方法や必要なものを用意しておけば、デメリットの面も解消できるはず!
鉄製卵焼き器のメリット3つ
鉄製卵焼き器の主なメリットは以下の3つです。
- 長い間愛用できる
- 少量のおかず作りができる
- おいしい焼き目がつく
正しい方法でこまめにお手入れすれば、鉄製フライパンは何十年と持ちます。
卵焼き器サイズなら、お弁当のおかずなど少量の料理にも最適。焼き加減を調整すれば、おいしい焦げ目もつくんですよ。
鉄製卵焼き器の主なメリットについて、それぞれ詳しくみていきましょう。
長い間愛用できる
鉄製卵焼き器は傷つきにくく丈夫なので耐久性が高く、きちんとお手入れすれば半永久的に使うことができます。
他の素材のものに比べると、洗い方や保管方法には手間がかかりますが、使い続けると油がなじみんできて料理がおいしく仕上がります。
テフロン加工の卵焼き器は軽くて洗いやすいメリットがありますが、傷つきやすく、表面加工がはがれると焦げ付きやすくなるデメリットが。その度に買い替えないといけませんが、鉄製であればその必要はありません。
長期的にみると、コスパの面では鉄製卵焼き器のほうが優れているといえるでしょう。
少量のおかず作りができる
卵焼き器の特徴は、コンパクトなサイズ感。
卵焼きだけでなく、ウインナーやベーコン、目玉焼きなど、ちょっとした炒め物も作ることができます。お弁当や朝ご飯のおかず作りにもピッタリなサイズですね。
コンパクトだから、簡単に洗えますし置き場所にも困りません。一つ持っておけば、普段の「ちょっと使い」に活躍するでしょう。
おいしい焼き目がつく
鉄製の卵焼き器を使用すると、テフロン加工の卵焼き器ではできない、おいしい焼き目ができます。
鉄製のフライパンは熱伝導率が高く、むらなく熱を通すことができるため、焼き料理に最適。
火加減に気を付けて焼けば、食材の表面にこんがりと美味しい焼き目を作ります。
鉄製の卵焼き器を使えば香ばしい卵焼きを作ることができ、より一層おいしい料理を楽しめるでしょう。
鉄製卵焼き器の気になるデメリット3つ
鉄製の卵焼き器のデメリットは、以下の3つです。
- 焦げつきやすい
- 重くて扱いづらい
- お手入れが大変
鉄製のため焦げやすく、テフロン加工のものに比べると重いため、ふりにくいという声もあります。
また、使い始めは調理前も丹念にお手入れする必要があり、面倒に思うことも。
特に卵焼きはくっつきやすいため、余計にそう感じるかもしれません。
これらのデメリットを解消するためには、サイズに応じた火加減の調整やお手入れが大切です。
鉄製の卵焼き器のデメリットをそれぞれ詳しく説明します。
焦げつきやすい
鉄製の卵焼き器は先で紹介したとおり、熱伝導率が良く、火を通しやすい性質があります。そのため、油断するとすぐに焦げ付いてしまうデメリットが。
鉄製のフライパンが焦げ付く主な原因は以下です。
- 油ならしをしていない
- 調理前の油返しが不十分
- 火力が強すぎる
- 調理後に汚れを落としきれていない
油ならしとは、初めて使う前に行うコーティング作業です。油ならしをすることで表面に油膜ができ、焦げ付きを防ぎます。
調理前は、熱したフライパンに多めの油をひいて油をなじませる油返しを行いましょう。
また、火力が強すぎると急激に熱くなり、焦げ付きやすくなってしまいます。調理中の火加減は少し控えめを心がけてください。
調理後は放置せず、すぐに洗うことが大切です。タワシやささらで汚れや焦げ付きを落とし、お湯でさっと洗い流しましょう。
詳しいお入れ方法は後ほど詳しく紹介します!
重くて扱いづらい
鉄製のフライパンは、テフロン加工ものと比べると重く、扱いづらいデメリットがあります。
テフロン加工とはフッ素樹脂加工ともいい、おなじみのマーブルコートやダイヤモンドコートもこれに含まれます。丈夫で軽く、お手入れも楽なので、使っている人も多いでしょう。
鉄製の卵焼き器とテフロン加工の卵焼き器の重さは以下のとおりです。
- 鉄製の卵焼き器…約550g~650g
- テフロン加工の卵焼き器…約300g~350g
比べてみると、鉄製の卵焼き器の方が重いことがわかります。片手で持つのには扱いづらさを感じるかもしれません。
ただ、卵焼き器にしては重いかもしれませんが、普通のフライパンと比べるとそうでもなく、小さいサイズのものなら軽いためストレスを感じることはなさそうです。
実際に、「重いと思ったけど、ちょっと重い方が焼くときに安定していいかも」という声もあります。
今は軽量設計の卵焼き器もあるので、重さが心配の人は軽量のものを選ぶとよいでしょう。
お手入れが大変
テフロン加工(フッ素樹脂加工)と比べたら、確かにお手入れは大変です。
先でも述べたとおり、使用前の油ならしや使用後のお手入れは手間がかかるもの。
ただ、鉄製卵焼き器を上手に長く使うためには、お手入れをしっかりすることが不可欠です。
少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間が、自分になじむ一生もののフライパンにします。
最初のうちは慣れないかもしれませんが、使い続けると愛着がわいてきますよ。
初心者が扱いやすいIH/ガス火対応の鉄製卵焼き器おすすめ3選
ここからは、IH/ガス火どちらも対応していて初心者でも扱いやすい鉄製卵焼き器を3つ紹介します。
elie編集部が実際に使用して、次の観点から使いやすさを検証しました。
- 重さ
- 焦げ付かないか
- お手入れのしやすさ
- 取っ手の持ちやすさ
- 焼き目のつきやすさ
今回検証したelie編集部
- めいさん(40代 女性 毎日料理をしている)
- あゆさんの母(70代 女性 元料理人)
- なべさん(20代 男性 料理初心者)
検証した結果、3つのブランドともふっくらしたおいしい卵焼きを作ることができ、出来栄えに大きな差はありませんでした。
しかし、重さや扱いやすさはブランドごとに評価が分かれました。
鉄製卵焼き器に挑戦したいけど使いこなせるか不安な方は、購入する際に検証結果をぜひ参考にして選んでみてください。
極JAPAN (リバーライト) | ambai (フォームレディ) | スーパー鉄エッグパン (ビタクラフト) | |
---|---|---|---|
重さ | |||
焦げつかないか | |||
お手入れのしやすさ | |||
取っ手の持ちやすさ | |||
焼き目のつきやすさ | |||
サイズ (幅×奥行) | 特小:10.5×14.5cm 小:13×18cm 大:18×18cm | 角小:8×13cm 角:14×16cm 角大:15.5×17cm | 15.2×19.9cm |
価格(税込) | 特小:4,400円 小:5,500円 大:6,600円 | 角小:5,280円 角:6,050円 角大:6,600円 | 10,450円 |
おすすめポイント | ・軽量かつ優れた耐久性 ・リーズナブルな値段 | ・凹凸加工で焦げ付き防止 ・豊富なサイズ展開 | ・独自の加工でサビに強い ・丈夫で持ちやすい取っ手 |
極JAPAN|軽量で耐久性に優れており値段もリーズナブル
サイズ(幅×奥行) | 特小:10.5×14.5cm 小:13×18cm 大:18×18cm |
価格(税込) | 特小:4,400円 小:5,500円 大:6,600円 |
重量 | 特小:370g 小:590g 大:900g |
取っ手素材 | 木製 |
対応熱源 | ガス/IH |
リバーライトの鉄製卵焼き器の特徴は、特殊熱処理が施されていて非常にサビにくく、耐久性が抜群であることです。
他のメーカーの鉄製卵焼き器より軽い点も魅力ポイント。卵焼きの調理では、フライパンを片手で持ち、もう片方の手で溶き卵を入れたり巻いたりするため、慣れないうちは軽いほうが楽ですよね。
取っ手は熱くなりにくい木製で、交換も可能です。
鉄製フライパンを専門に扱うリバーライトは、全国の百貨店やショッピングモールに自社製品を卸しています。
ホームページには美味しい卵焼きを作る手順も紹介されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
elie編集部3人が実際に極JAPANを使ってみた
極JAPANは、全体的に使用感が良く、試しに鉄製の調理器具を使ってみたい初心者におすすめです。
3ブランドの中では焼き目が最も綺麗につき、仕上がりも良かったです。また、ambaiと比べると取り回しがしやすく、扱いやすい卵焼き器でした。
編集部の評価でも全項目で〇以上となっており、総合的に非常に使いやすいという評価で一致しました。
大きな欠点はありませんでしたが、強いていえば、ハンドルの評価は低くなりました。
極JAPANといえば木製のハンドルが持ちやすいことが特徴ですが、木製であるがゆえにごしごし洗っていいのか不安に感じました。
また、中央部分がややくっつきやすく、使い始めの数回はこまめに油を引き直す必要がありそうです。
しかし、洗えば綺麗に落ちる程度のくっつきだったので、過度に心配する必要はなさそうです。
ambai|表面の特殊加工で焦げにくく少量の調理にも最適
サイズ(幅×奥行) | 角小:8×c13m 角:14×16cm 角大:15.5×17cm |
価格(税込) | 角小:5,280円 角:6,050円 角大:6,600円 |
重量 | 角小:385g 角:625g 角大:722g |
取っ手素材 | 木製 |
対応熱源 | ガス/IH |
アンバイの鉄製卵焼き器は、金属の表面に繊維状の凹凸を浮き立たせた特殊加工「ファイバーライン」により、焦げつきやこびりつきを防いでいる点が特徴です。
鉄そのものに施されている加工のため剥がれる心配もなく、油がなじみやすいことも嬉しいポイント。
くっつきやすい卵焼きの調理では、ぜひ重視したいポイントですね。角小サイズは一人分の卵焼き(Mサイズ 1~2個程度)を作るのにピッタリの大きさです。
アンバイは、家具デザイナーの小泉誠がプロデュースしているシリーズで、素材を活かしたものづくりにこだわっています。
elie編集部3人が実際にambaiを使ってみた
ambaiの卵焼き器は鉄製卵焼き器に挑戦したいけど、焦げつきを気にしている方におすすめです。
ambaiの卵焼き器は編集部全員が一致して焦げつきにくさを高く評価しました。他ブランドと比べても圧倒的に焦げつきにくく、焦げつきを一切心配せずにストレスなく使うことができました。
また、凹凸があることによって、たわしでごしごし洗って表面を傷つけないだろうか、と過度に慎重にならずにお手入れができることも使いやすさにつながると感じました。
しかし、ambaiのハンドルも木製なので、極JAPANと同様の心配がありそうです。また、角ばっていて平べったい形状をしているので、やや手にフィットしにくい印象を受けました。
ambaiは鉄製卵焼き器の中でも特に小さい角小サイズ(8×13cm)を展開しています。
使用した結果、角小サイズは一人暮らしの方やお弁当用にちょっとしたおかずを作りたい方にぴったりなサイズだとわかりました。
しかし、角小サイズはガスコンロの五徳の上だと安定感がなく不安に感じました。市販でミニ五徳を購入すると、不安なく使用できるでしょう。
スーパー鉄エッグパン|サビにくくとっても丈夫で持ちやすい
サイズ(幅×奥行) | 15.2×19.9cm |
価格(税込) | 10,450円 |
重量 | 684g |
取っ手素材 | ステンレススティール |
対応熱源 | ガス/IH |
ビタクラフトは、船舶や航空機に使われる加工技術を応用した独自の「窒化4層加工」により、表面強度を高めた卵焼き器を開発。
サビにくく、耐久性に優れたフライパンを提供しています。中が空洞になっているステンレス製の取っ手は熱くなりにくく、劣化の心配もありません。
程よい大きさなので、家族全員分の卵焼き(Mサイズ 3~4個)を作るのにピッタリです。
ビタクラフトのオンラインショップでは、実際にスーパー鉄 エッグパンで卵焼きを作っている映像も公開されています。
elie編集部3人が実際にスーパー鉄エッグパンを使ってみた
ビタクラフトの卵焼き器は、既に鉄製調理器具の扱いに慣れている方や家族世帯の方におすすめです。
ビタクラフトの卵焼き器は丸くてアーチ状になっている取っ手が特徴です。取っ手は3ブランドの中で最も手にフィットして、表記ほどの重さは感じませんでした。
他ブランドと比べて五徳に置いた安定感があり、通常のフライパンと同じレベルでした。
しかし、他ブランドと比べて、焦げ付き・こびりつくがやや目立ちました。手順通りに油をならしても最初はこびりつくかもしれません。
使い始めの数回は特に調理前や調理中に油を引き直す必要がありますが、数回使えば油がなじみ、こびりつくもなくなっていきます。
ビタクラフトの卵焼き器は洗練されたデザインが特徴ですが、サイズ展開が1種類で用途が限定されることが気になるところ。
家族向けに卵焼きやちょっとしたおかずを作る方にはおすすめのサイズといえるでしょう。
鉄製卵焼き器の使用上の注意点やポイントをおさえよう
鉄製の卵焼き器を長く愛用するためには、正しい方法でしっかりとお手入れすることが大切。
卵焼きの調理は、くっつきやすいイメージが抱かれがちです。「鉄製ともなると、さらにくっつきやすいのでは」と思う人もいるかもしれません。
でも大丈夫。日頃からこまめにお手入れすれば、くっつきにくいフライパンになります。
鉄製の卵焼き器のお手入れは、大きく、購入後・使用前・使用中・使用後に分かれます。
それぞれのお手入れのコツや注意点を紹介します。
最初に使う前は必ずシーズニングをしよう
購入して最初に使う前には、卵焼き器の表面に油をなじませ、食材のくっつきや焦げつきを防ぐため油ならし(シーズニング)をしましょう。
先でも紹介したとおり、油ならしは表面を油膜でコーティングする作業です。
油ならしをせずに調理すると、食材が焦げ付くだけでなく、食材に鉄特有の匂いがついたりサビがついたりするので、必ず行ってください。
必要なもの
- 多めの油(サラダ油などでOK)
- スチールタワシ、スポンジなど
- オイルポットなど油を入れる容器
- キッチンペーパー
油ならしの手順を詳しく見ていきましょう。
油ならし(シーズニング)の手順
まずは、表面についた塗装を落とす空焼きをします。
- 鉄フライパンを中火にかける。
- 煙が出始めたら強火にする。
- フライパン全体が青色になって煙が出なくなったら火を止めて、粗熱を取る。
- スチールタワシで洗い、塗装を完全に除去する。
- 洗い終わったらキッチンペーパーでしっかりと拭き取る。
使用する油は、普段料理に使うサラダ油などで構いませんが、アマニ油やえごま油などの乾性油がおすすめ。
乾性油は空気に触れると固まりやすい性質があるため、油膜を作るのに最適です。
空焼きが終わったら、油ならしを行います。
- フライパンを中火で加熱し水気を完全にとばす。
- 火を止め、多めの油(1/2~1カップ)を入れる。
- 弱火で約3分加熱する。
- 火を止めて余分な油をオイルポットに戻す。
- キッチンペーパーで表面に油を刷り込むようにして拭き取る。
購入したばかりの鉄のフライパンは、鉄特有の匂いがすることがあります。気になるときは、油ならしの後に野菜くずなどを炒めてみてください。
こうすることで、野菜くずが匂いを吸収して、鉄の匂いを抑えてくれます。
調理前の「油返し」で焦げ付きを防ごう
鉄製調理器具を使いこなしている人たちが調理前に必ず行っているのが、「油返し」。油返しは、焦げ付きを防ぎ、おいしく料理を仕上げるためにも欠かせない工程です。
以下、油返しの手順を紹介します。用意するものは、多めの油と余分な油を戻すためのオイルポットだけでOK。
油返しの手順
- 鉄フライパンを中火にかけ、十分に熱する。
- 十分に温まったら、大さじ3程度の油を入れて弱火で3分程度加熱する。
- 油が全体になじんだら、余分な油をオイルポットに戻す。
油を入れて弱火にかけるときに油がなじみ、食材が焦げにくくなります。時間をかけ、しっかりとなじませることが大切です。
基本的に油返しは調理前に行う作業ですが、油が十分になじんできたら、毎回行う必要はありません。
ただし、調理の間隔が空くときは毎回行い、コーティングをしっかりと保ちましょう。
調理中は多めに油を引こう
調理するときは油を多めにひき、焦げ付きを防ぎましょう。
少なめの油で調理すると食材と鍋肌がくっつきやすくなります。まだ十分に油がなじんでいない使い始めの2~3回は、特に多めに引くことをおすすめします。
調理中は、火加減にも注意しましょう。先でも紹介したように、鉄製のフライパンは熱の伝導率が良いため、火力が強すぎるとすぐに焦げ付いてしまいます。
早く熱を通したいからといって最初から強火にするのは禁物。中心部が急激に熱くなり、食材を焼き過ぎてしまいます。
鉄製フライパンのちょうどよい火加減は、少し控えめ。調理中は目を離さず、食材に応じて火加減を調整してください。
また、出来上がった料理はすぐに取り出し、お皿に移しましょう。
フライパンに入れたままにしておくと焦げ付いてしまうだけでなく、食材が鉄臭くなってしまうことも。さらに、表面の酸化被膜がはがれて錆の原因にもなります。
調理前にあらかじめお皿を用意しておくと安心ですね。
使用後のお手入れもかかさずに
鉄製フライパンを長く愛用するためには、調理後のお手入れをしっかりとすることも大切です。
調理後のお手入れに使う道具を用意しましょう。
必要な道具
- パームたわし・金属製のたわし・ささらなど
- 多めの油
- キッチンペーパー
お手入れの手順を詳しく説明します。
お手入れの手順
お手入れの手順
- フライパンが温かいうちにたわしやささらで焦げ付きや汚れを落とし、お湯で洗い流す。
- 水気を拭き取り、中火で加熱して完全に水気を飛ばす。
- キッチンペーパーを使い、内側に油を擦り込むように塗る。
- 弱火で3~5分ほど加熱して油をなじませ、冷めたら保管する。
ポイントは、温かいうちに素早く汚れを落とし、完全に水分を飛ばして油を塗りこむことです。高熱のフライパンを水で急速に冷ますと変形する恐れがあるので、お湯で洗い流してください。
また、内側だけでなく外側も同じように洗いましょう。外側は火が直接触れる部分なので、特に焦げ付きやすい部分です。
焦げ付きをそのままにしていると、熱の伝導率が悪くなってしまいます。
焦げ付きや食材のこびりつきは、パームたわしやささらで洗いましょう。
鉄はとても固い素材なので、ゴシゴシ洗っても構いません。頑固な汚れは、スチールたわしなど金属製のたわしがおすすめです。
ささらは、竹や細かい木を束ねて作った棒状のたわしで、細かい焦げ付きや汚れをしっかりかき出してくれます。パームたわしや金属製のたわしは、100円ショップに売っているものでもOK。
洗い終わったら油を塗りこみ、しっかりコーティングして次の調理に備えましょう。
初心者でも扱える鉄製卵焼き器の選び方
鉄製卵焼き器初心者の中には、選ぶ基準に迷ってしまう方もいるかもしれません。
初心者でも扱える鉄製卵焼き器の選び方のポイントは、以下の3つです。
- お手入れがラク
- 軽量
- 焦げ付きにくい
お手入れを面倒に感じてしまうと、料理も楽しくありません。
最近はさまざまな加工により、油がなじみやすいものや焦げ付きにくいものもあります。初めて使う場合は、そのようなお手入れがラクなフライパンを選ぶとよいでしょう。
また、重いフライパンは持ち上げにくく、調理中にストレスを感じてしまいます。鉄製フライパンの弱みである重さを改良し、軽量化されたものがおすすめです。
まとめ
鉄製のフライパンは、きちんとお手入れをすれば一生ものに育てることができます。
使い続けるうちに自分になじんできて、世界に一つだけのフライパンになるでしょう。
今回紹介した扱いやすい鉄製卵焼き器を使って正しくお手入れをしながら、料理を楽しんでくださいね。